なぜ夏に頭痛が増えるのか?
実は夏は、頭痛に悩む人が増える季節です。理由は「冷房による冷え」「水分不足」「急激な温度変化」「気圧の変化」など複数の要因が重なるため。
それぞれのタイプに合った対策をとることで、夏の不快な頭痛を防ぐことができます。
冷房による「首こり・血行不良型」頭痛
冷房の効いた部屋で長時間過ごすと、首や肩の筋肉がこわばり、血流が悪化します。これにより、筋緊張性の頭痛が引き起こされます。
- 冷気が直接首や背中に当たる
- 薄着で長時間座りっぱなし
- パソコンやスマホ操作で姿勢が崩れる
ストレッチや温タオルで首を温めるのが有効です。
脱水による「水分不足型」頭痛
汗をかく量が増える夏は、体内の水分や電解質が不足しやすくなります。これが脳の脱水や血管の収縮を引き起こし、頭痛の原因に。
- 朝起きたときから頭が重い
- 屋外での活動後にズキズキ痛む
- 軽いめまいやだるさを伴う
水分と一緒に塩分やミネラルも摂取するのがポイントです。
気圧や気温差による「自律神経型」頭痛
夏は気圧の変動や、屋外と屋内の急激な温度差が続き、自律神経が乱れやすくなります。これにより、片頭痛や緊張型頭痛を引き起こすことがあります。
冷たい飲食物の摂りすぎや、夜更かし・睡眠不足も影響します。
頭痛の対処法と予防習慣
- 冷え対策:羽織りもの・首元を冷房から守る
- 水分補給:常温の水や経口補水液をこまめに
- ストレッチや肩回し:血流を促進
- 睡眠・生活リズムの見直し
- 頭痛が強いときは無理せず休む
まとめ
夏の頭痛には、冷房・脱水・自律神経の乱れなど様々な原因が関係しています。
どのタイプの頭痛かを見極めて、予防と対処を習慣化していきましょう。